島根県石浜田市にある工房 かわひら「神の国から」
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房州うちわとのコラボ

2013年(夏)伝統的工芸品の石州和紙楮紙のしまねっこのうちわあったらいいねと、いう意見から、まず、試作しました。しかし、島根県には、竹でうちわの骨を作り・貼る技術がなかったので、家にあった、プラスティックの骨で、試作を作りました。試作を持って皆さんの意見を聞くと不評ばかり、紙の質感(価値)に対して、骨が釣り合わない、これでは、売れないなど散々でした。そこで、2014年に向けて、骨・貼りが島根県で出来ないのなら、他県の伝統的工芸品であるうちわと伝統的工芸品の「石州和紙」とのコラボが出来ないか、模索が始まりました。

日本には、伝統的工芸品に指定されているうちわが、3つあります。京うちわ(京都府)・丸亀うちわ(香川県)・房州うちわ(千葉県)です。この3産地の中で、周りに手漉き紙の産地のないこと・川平勇雄とゆかりのあることなどの理由で、千葉県の房州うちわ製造業者とコラボレーションすることに決めました。

商工会・伝産協会の力を借りて、房州うちわ製造事業者、南房総市・館山市さんの行政担当者を紹介していただきました。

5事業者ある房州うちわ製造業者のうち4社に協力をいただくことができ、

商工会助成金の援助をいただき、重要無形文化財「石州半紙」(せきしゅうばんし)・伝統的工芸品「石州和紙」(せきしゅうわし)を使用した、房州うちわを試作していただきました。

何度か、試作を繰り返して、伝統的工芸品「石州和紙」楮紙を使用した、房州うちわが完成しました。同時に伝統的工芸品「石州和紙」楮紙を使用して製造された、房州うちわに伝統的工芸品の証明である伝産シールを発行・表示の了解をお願いし、2014年の房州うちわの総会で、検査会を開いていただき、2社製造の伝統的工芸品「石州和紙」楮紙を使用した、房州うちわが、検査に合格し、伝統的工芸品「房州うちわ」・伝統的工芸品「石州和紙」、ダブル伝統的工芸品 しまねっこうちわが完成しました。現在でも、房州うちわの製造業者と新たな、取り組みを行っています。